2月25日
森 崇
第4四半期(10−12月期)実績
★売上高…4億3,370万ドル(コンセンサス予想4億1,110万ドル)
★一株当たり利益(一部項目を除く)…1.61ドル(コンセンサス予想1.30ドル)
(会社側コメント)
★モジュール製造コストの引き下げに成功し、1ワット/98セントを実現した。これは業界初の快挙である。
★今期通年ベースで製造能力を倍増する計画である。
2009年度通期ベース予想
★売上高…18億ドル‐19億ドル(コンセンサス予想は19億9071万ドル)
(会社側コメント)
★2009年度の売上高の10%から15%が当期中に計上されない可能性がある。
評価
第4四半期は、売上高も、EPSも予想を大幅に上回った。ただし、同社2009年度通期ベース売上高ガイダンスが予想を下回ったことから、株価は急落。見込み売上高(2億ドル分)が今期計上できない可能性があると言う。ドイツでの工場向け設備投資資金が20年間の分割払い込みになりそうなことが背景。共同投資家が資金を出し渋っていることが背景。オバマ関連銘柄でもあり、高い成長期待に支えられてきただけに、失望売りが出た。ただし、同社のモジュール製造コストは、現在の1ワット/98セントから、2010年‐2012年には1ワット/65セント‐1ワット/70セントが見込まれており、中長期的に依然有利である。同社の薄膜カドミウムテルル・モジュール(カドミウムテルル半導体の薄膜層を基盤上に施す技術を駆使し、太陽光発電のコストを大幅に削減したソラーモジュール)は、光起電性パネル(シリコンを使用することによってコストがかかる従来のパネル)に比べ、圧倒的優位を維持するだろう。景気対策法成立により、今年後半(7−9月期)から利益を享受するだろう。また、同業のサンパワーは、好決算を発表しており、今回のファースト・ソラーとは事情が異なる。従って、本日の市場では30ドル台を維持して終わっている。
=以上=

